アズマの仕事Works

WORKS

case02 更生工事×減災&コンプライアンス順守 見えない所を見える化
case02 更生工事×減災&コンプライアンス順守 見えない所を見える化

きっかけと課題

工場内の排水の状況から
排水管の腐食が懸念されていた

現状把握のため排水管の調査を行ったところ、
想定以上の腐食部分を発見。

今回のリスクは、
空洞による事故や土壌汚染

お客様への提案

  • 腐食を放置すると
    陥没や漏水による土壌汚染の
    リスクがあることから
    排水管の修繕を提案。
  • 管内の様子を見える化し、
    お客様に見ていただいたうえで
    今後の対策の必要性を訴える。
  • 当社の、調査から更生工事まで
    行うことのできる総合力をアピール。実際管更生に携わった経験をもとに施工性・お客様の低リスクを訴える。

課題解決のための提案

修繕計画を立案するにあたり、
優先して修繕する箇所を検討。
調査結果から管内不良箇所の程度や不良箇所の数から3パターンに分け
排水量が多い箇所と優先するべき経路を確認して3年間の修繕計画を立てました。

開削工事と管更生 ⇒ 管更生1本へ

初年度は、お客様の希望により開削と管更生両方で工事を進めました。
開削は他埋設物の影響を受け工事に支障が出る結果となり、一方管更生は他埋設物の影響を受けなかったため計画通り完工。
次年度からは全て管更生で実施することが決まりました。

現場でのトラブルに柔軟に対応

当初の計画では、機材の設置ができずに材料を挿入することができない箇所がありましたが、
修繕計画を進める中で中間マンホールを設置することで解決。
また、計画の進行中に約80℃の排水が流れてくる箇所を発見。再度材料の選定を行い80℃まで耐える材料の使用を提案しました。


  • 営業のこだわり

    お客様に今後起こりうるリスクを検討し
    それを未然に防ぐ策・被害を最小限にとどめることが
    できるものを提案すること。
    それは「見えない、だから、こだわる」を意識した
    行動でもあります。


  • 現場のこだわり

    工場内の埋設配管に対するリスク管理はまだまだ低いのが
    現状であり、埋設配管の不具合からは目をそらしたい
    という担当者は少なくありません。
    「排水が流れなくなると、機械器具同様に生産ラインに
    支障をきたしてしまう」その部分を理解してもらえるよう
    営業と協力をし、お客様が理解しやすい資料の作成を
    進めています。


結果

工事は3年目となり、更生工事は順調に進行中。

  • 現状調査
  • リスクの
    見える化
  • 対策を提案
  • リスク管理力
    向上

当社の調査により、工場内の排水管に多くの腐食部分を発見。
通常は見ることのできない管内を、平面図や写真を併用して分かりやすく伝え、
排水管の腐食から破損や土壌汚染に繋がる危険を、
お客様にご理解いただくことができました。

現場を進める中で様々なトラブルがありましたが、
現場の柔軟な対応により一つずつ問題をクリアし
現在3か年計画の3年目を進めています。(2019年10月)