アズマの仕事Works
きっかけと課題
老朽化してきた貯水槽をできるだけ断水せずに更新したい
お客様の要望
「生産ラインを止めると多くの損害が出てしまうため、
できるだけ断水せずに貯水槽の更新を行いたい」
断水期間を極力短くするために
- 受水槽を半分ずつ施工する事で
水を利用しながら工事を実施出来る【FDNS工法】を提案。 - 水の利用可能水量が半分では
不安が残る為、仮設タンクを
設置する事で通常時の利用可能
水量を確保する方法を提案。 - 常時監視システムを導入し、
現場毎での施工不良等を
起こさない対策。また、有事の際
早期対応を実現できる仕組みを導入。
課題解決のための提案
FDNS工法以外にも、施工方法を複数パターン用意
比較表とメリット・デメリットを一目でわかる資料を作成し
お客様へ最善の提案を行いました。
現場での工夫
配管図面を事前に作成できていることにより工場製作が事前に可能となります。
タイムスケジュールを作成することにより作業内容の周知や事前に不足部分の予測を立てることができ
当日不備無く工事を着工することができた。また、万が一に備え、給水車を手配しリスクの低減をはりました。
安全面・金額面における工夫や提案
高所作業での安全対策に力を入れているお客様のため、タンク水槽上部に
手摺を設けて落下防止の安全対策を提案し、採用。
既設配管が鉄管であったため、圧力等を計算し塩ビ配管に変更し・金額面・錆びないというメリットを提案できました。
-
万が一のトラブルや断水が起こってしまっては重大な損失を与えかねない。そこで、常時監視システムを導入する事で現場毎での施工不良などを起こさない対策をし、問題が起こった際に早期対応を実現できる仕組みを導入し着工。
関係する施設、官公庁、消防機関などの情報共有、密な連絡体制を行い不測の事態に備えました。 -
工事の進捗による工程調整において、協力業者様とも良い関係を保ちそれぞれの良い部分を足し合った自信のある施工ができました。
工程毎にバルブ・スイッチなどのチェックリストを作成し、お客様に一緒に見てもらうことで安全・安心を感じていただけました。
タイムラプスカメラによる常時監視システムは、プライバシーやコンプライアンスの問題があるのでお客様に撮影に際しての注意事項をヒアリングした上で許可をいただいてから実施しました。
結果
不断水での施工を実現させることができた。
作業において絶対条件であった不断水による施工方法は、
お客様の生産を止める事が無く施工できました。
事前に十分な打合せ、危険予知、課題の抽出を行った事で、
施工日数を削減させる事につながり、
現場にかかる費用を5%削減することができました。
成果物として報告書とは別にタイムラプスカメラ(定点カメラ)を用いて、
施工から完成までの映像を作成。初めての試みだったが写真とは違い
完成までの様子が『流れ』で分かるので、お客様にも満足していただけました。